日曜に学校法人金沢文化服装学院の卒業式に出席した
この1年、「ファッションマーケティング」という授業で教鞭をとらせていただいた
いわば、僕も教鞭1年生だったわけだ
感想はというと
「すっごく大変で難しかった!けど、1番成長したのは自分かもな・・」
というのが正直な感想だ
理由は3つあって
①学生に教える(アウトプット)ということは、僕が勉強(インプット)することが絶対だったから、自分の幅が広がった
②本校において「ファッションマーケティング」というカリキュラム自体が初めての試みだったので、逆に自由にやれた
③若い学生たちの柔軟な発想、考え、能力(可能性も含めて)を感じることで、自分も明るくなれたし、活力を貰った
昨年お話をいただいた時点で、多くのメディアで「アパレル業は斜陽産業だ」的な報道が多かった
「服がなくなるのか?」というと、それはない
では、
答えがない(前例がない)答えを導き出して、結果(売上)を上げるにはどうすればいいのか?
ということをテーマに掲げて1年間教鞭をとってみた
基本的な知識は教えるが、
それ以上はネットで検索すれば出てくることばかりなので、
「自分で調べなさい」
が口癖だったような気がする
賛否はあるやもしれませんが、時間がもったいないので、
板書書き写しはなし、僕は板書するけど、必要に応じてスマホで撮って
という感じでもあった
最低限の知識を与え、
課題を与え、
考えさせ、
議論させ、
評価させ、
実行させる。
を繰り返す授業だったので、
僕の授業は相当疲れる授業だったと思う
来年度は今年度の反省点を踏まえ、改善したカリキュラムで望みたい
卒業式後、靴下を買いにGUに行って驚いた
レジが無人化し、袋詰めもセルフ、使いかたを説明するスタッフが1人居るだけだった
僕の記憶が確かなら、店内スタッフのうち半数はレジにいたような気がするので、
単純計算で運営人員が半分になったということだ
僕の学生たちは、この状況を見て
「ファッションマーケティング」視点でどう考えるだろう?
なんて思いにふけってしまった
村田