簡単にできる節税part2「経営セーフティ共済」

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経営セーフティ共済(別名 中小企業倒産防止共済制度)は、取引先事業者が倒産し、売掛金債権などが回収困難になった場合に、無担保・無保証人・無利子で貸付が受けられる制度です。

製造業や建設業のように、売掛金、受取手形などの取り扱いがあり、回収サイトが長い業種の顧問先には、特にご加入を推奨しております。

掛金は月額5千円〜20万円で、全額損金(経費計上)なのに、貯蓄性が十分あるのが嬉しいです。

 

 

事業経営していると、良い時もあれば悪い時もありますよね?

「ダム経営」という言葉もあるように、この経営セーフティ共済は、良い時は損金扱い(節税しながら)でお金を貯めておいて、悪い時にはお金を放出できる「お金のダム」の役割を担ってくれます。

 

 

仕組み)

例)建設業で月額掛金10万円を4年間加入していた時に、取引先が倒産して売掛債権が回収不能になった。銀行も貸してくれない又は時間がない。資金繰りに困った社長さんは下記の3つの方法をとれます

 

①「回収困難となった売掛金債権等の額」と「掛金総額の10倍(この場合ですと、10万円×12ヶ月×4年間×10倍=4800万円)」の、いずれか少ない額までは貸付が受けられる。※だだし最高額8000万円まで、償還期間は最長78回

 

②解約手当て金の範囲内で一時貸付を受ける(この場合ですと、10万円×12ヶ月×4年間=480万円の範囲内)※ただし納付期間に応じて返戻率が変動。一時貸付の場合は有利子

 

③共済を解約して解約手当て金を受け取る(この場合ですと、10万円×12ヶ月×4年間=480万円)。※ただし39ヶ月以下で解約した場合は返戻率が下がる

 

 

 

「売上が落ちても会社は潰れない」

「赤字でも会社は潰れない」

でも

「手金(運転資金)が無くなったら会社は潰れる」

 

余裕のある時に節税しながらお金を貯めたいですね

 

詳細はこちらでどうぞ(独立行政法人中小企業基盤整備機構http://www.smrj.go.jp/tkyosai/

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