「マーケティング戦略を見直したいので・・・」
というご相談をいただいた
お声かけ頂いた専務さんを訪ねて行くと、社長であるお父様もご同席だ
現状把握とばかりに、僕は
「現在おこなっているマーケティングを思いつく限り挙げてみてください。」
とお願いした
回答を求めたが、なかなかでてこないので、呼水とばかりに順番に質問していく
「チラシは?」→なし
「DMは?」→セールやイベント、周年時だけ
「メール?」→なし
「Facebook?」→アカウントは有るが、更新ほぼ無し
「instagram?」→アカウントは有るが、更新ほぼ無し
「twitter?」→なし
「LINE?」→なし
「ホームページは?」→なし
「ホームページもないのですね・・・」
僕が黙り込むと、
齢60を超えた社長から一言力強く
「村田くん、うちはネット関係は全然だが、テレビCMをやっている。担当の広告代理店とはもう長い付き合いで、マーケティングはその会社に全て任せている」
僕「では、社長。お客様が御社のテレビCMを観ます。観たあとに、御社の商品に興味を持った見込客は、次にどういう行動をとると思いますか?」
社長「店に来るだろう」
僕「社長、パソコンやスマートフォンが普及するまでは確かにそうでした。ですが現代(いま)のお客様は「CM」と「来店」の間に「検索」が入ります。CMを観た後スマホで検索するのです。御社の見込客が御社について「検索」しても、御社に関する情報はなーんにも手に入らない状態です。お客様はその時どう思いますかね?迷子になるわけです。」
社長「確かに。自分も多分同じことをする・・」
僕「テレビCMをいますぐ止めてくださいとは言いませんので、そこに掛けている予算を再配分して、お客様が迷子にならずに来店まで漕ぎ着けられる戦略を一緒に立てませんか?」
これはCMに限らず、全てにおいて注意を払うポイントだ
お客様を迷子にさせてはいけない
村田