今日、金融機関勤務時代からお世話になっている建設業の社長さんから、「幹部社員向けのビジネスセミナーをやってほしい」とご依頼を頂いた
建設冬の時代も乗り越えて、創業以来、強いリーダーシップで若い社員を率い、売上、利益ともに順調に伸びている堅実な会社だ
財務内容も毎期決算書で確認させて頂いている僕は、
「こんな素晴らしい経営をされているのに、僕などがお力になれることがあるのかな・・?」
と内心思ってしまった。
僕の内心を読むかのように、社長は依頼の理由を続ける
「実は今年から、自分の仕事を徐々に幹部社員達に任せていこうと思う・・・
※事業承継を検討するような年齢でもない
まとめると次のような理由だった
・今後、建設の仕事は減っていくことは間違いない
・完工高(売上)を伸ばすことも大事だが利益にこだわりたい
・今居る社員で更なる生産性UPを図りたい
・自分の社員や現場を管理する仕事の時間を減らし、戦略的な仕事の時間を増やしたい
・管理する仕事は徐々に幹部社員達にシフトしたい
・そのためには、幹部社員が育たないと任せられない。自助努力を促したい。
・幹部社員が「その気」になる、最適な方法(今回はセミナー)はないだろうか?
という内容だった
この依頼理由を聞いて、すぐに頭に浮かんだのが
池脇昭二先生の著書「社長の切札」に登場する ”全員参加型経営” だった
これは、”中小企業における「経営」と「管理」を責任分化させ、トップと幹部の機能分担の明確化による経営の高度化を目的としたものです。”(以上文中より引用)
社長はこの本の存在をご存知ないので、今後の20〜30年を見据えた結果、導き出した答えなのであろう
感動すら覚えた
※セミナーの内容は、後日UPしたいと思います!