中小企業経営における専門特化の功罪

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「中小企業と大企業の違いは?」と問われたら、

「ヒト、モノ、カネ+情報の経営資源が少ないところです」

と答える方が多いと思う

大企業の真似をしているのか

「ウチは、それぞれの社員が1つの仕事に専門特化しているのが強み」

という中小企業の社長がいる

 

こういう経営スタイルには、下記の問題が起こる危険性がついてまわる

 

これは確かに一時的には生産性が上がる

だが中小企業経営では、どこかの部門なりチームの優秀な人員が辞めたり不足したりすると、その業務を実行できる人材が居ない

 

途端にこの「専門特化の強み」が「弱み」に転ずる

 

また、昨今の時代の流れは早い

テクノロジーの進化によって取って代わられ、会社利益に貢献していた部門ごと、チームごと、不要になってしまった場合はどうするのだろうか?

 

「1つに専門特化した社員 = 他に何も出来ない社員」

 

にはならないだろうか?

その時、中小企業が「他部門への異動」や「退職金積み増しによる人員整理など」が可能だろうか?

 

中小企業経営では専門特化ではなく、

「メインの業務はもちろん専門レベル、しかも求められれば他業務も実行可能」

1人の社員が、2つも3つも仕事ができる

そんなシステム作りが本当の意味での

 

「強い中小企業」

 

なのではないだろうか

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