医療法人の私的目標と公的目標というお話

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医業経営の基本原則にこう書いてある

「医療法人は、自主的にその運営基盤の強化を図るとともに、その提供する医療の質の向上及びその運営の透明性を図り、その地域における医療の重要な担い手としての役割を積極的に果たすような努めなければならない」

この基本原則を(あくまで)個人的見解で読み解くと、医療法人(一人医療法人)の目標は大きく分けて「私的目標」と「公的目標」の2つあると思う

 

まず ”自主的にその運営基盤の強化を図る” という文面からは、

「特別法人(医療法人)としての非営利性を確保しながらも、永続的な健全運営していくために財務面も含めて上手いこと経営しなさいよ」、もっと平たく言うと「儲け主義はダメだけど、赤字もダメよ」という、相反する表現がされている

これを1つめの「私的目標」とすると、

 

”その提供する医療の質の向上及びその運営の透明性を図り、その地域における医療の重要な担い手としての役割を積極的に果たすような努めなければならない” という文面からは、

「医療の質の向上と、医療を通しての地域貢献を目指しなさい」という、いわば2つめの「公的目標」が表現されている

 

 

「どちらかだけ」ではなく、

ぜひ「どちらとも」追って頂きたい

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