783km離れたところから人材確保できるお店の秘密

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先日、ラジオ局FM石川の「Ciao!」という番組に出演した際

 

「北陸新幹線開業後、飲食店はどこもすごく忙しそうですが、2017年はどういったお店が流行ると思いますか?」

 

というご質問をパーソナリティーの的場絢香さん(@ayaka_matoba)から頂いた。

 

私は1番に「人材確保」が上手いお店だと答えた。それは

顧問先を含む飲食店関係者から「誰かいい人(ウチのお店で働いてくれそうな人)いない?」という飲食店オーナーからの声が、ここ2年のうちに急激に増えたと感じているからだ

これは石川県に限らず全国的に発生している課題ではないだろうか

 

中には派遣会社からのスタッフで営業を回しているお店や、時給高騰や派遣コストを売上で吸収しきれないために営業時間を絞っているお店まで出てきている

 

無論、労働人口が減っていく時代では、「労働集約型」のビジネスでは共通する課題なので、自社の業種にあてはめて読んで欲しい

 

 

ただし、人材確保に困らない飲食店も存在する・・・

 

 

先週、飲食店のサービス(接客)を競う「S1サーバーグランプリ(http://hanjyoten.org)」の北信越大会にご招待いただき、見学させて頂いた

 

北信越地区エントリー者数百名の中から選ばれた8名のファイナリストが登壇したのだが、その中に面白い経歴の方がいた

 

その方は「ベジテジや soi 新潟万代店(https://www.hotpepper.jp/strJ001113377/)」に勤務する女性スタッフだ

 

彼女の面白いところは、「このお店でサービスを学びたい」という一心で、単身香川県から783km離れた新潟市に移住したそうなのだ!

 

 

彼女を決心させた理由は

 

 

「自社の社長(ベジテジ屋soi新潟万代店を含む数店舗を営む)がこのS1サーバーグランプリに出場し、サービスを披露する姿を見て、”この人のもとでサービスを学びたい”と思った」

 

 

とのことだった

 

 

大会後、ファイナリストや大会運営スタッフの懇親会にも参加させて頂いた

 

この「ベジテジ屋soi新潟万代店」を含む、ファイナリストが所属する各飲食店はどこも

 

 

「このお店で働かせてください!」

 

 

という入店希望者が後を絶たないそうだ

入店する時点で意識が高いので、おのずとお客様に提供するサービスも質が高く、連日お客様で賑わっている

 

 

もちろん、この大会の主旨は「また会いたい!」という接客を競うものではあるが

自店一丸となり、スタッフの挑戦を促し、発表の機会を与え、人材確保の機会にもなりうる

 

 

「人材」への投資が「人材」を生む、良い例ではないだろうか

 

 

村田

ご相談、お問い合わせ

http://monk-inc.net

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