昨日のblog「金沢文化服装学院ファッションビジネス科で講演」にて、同じプロでも「選ばれるプロ」になるために、僕が意識して考え行動していることについて、level①〜③に分けて書かせて頂きました
本日、友人の経営者から
「昨日のブログのlevel①〜③の内容について、詳しく教えてよ」というお電話を頂きました
「学生向けの内容だから・・」
と躊躇したのですが、勿体ぶるものでもないので簡単に説明しました
すると
「これは、社会人にも役に立つから、blogに追記した方がいい」
というので、level①〜level③について記します
level①(最低限の礼儀)
・専門知識の習得 → アパレルショップであれば洋服に関する知識
・習得した専門知識を届ける手法を身につける → アパレルショップであれば接客方法についてのロープレなど
level②(エキスパートとして)
・深い洞察力の提供 → アパレルショップであればお客様の置かれている状況、文化、政治、業界の状況を洞察すること
・共感的に振る舞うこと → アパレルショップであればお客様の心情・意見に共感すること
・協働すること → アパレルショップであれば「イメージチェンジなどのニーズ」に向けて一緒に取り組むこと
・成果に導くこと → アパレルショップであれば「”イメージ変わった”って周りから言われました」などの感想を頂くこと
世の中の「プロ」と呼ばれる人たちは、大体ここまでのlevel②までで学習を止めてしまう。そうすると、その他大勢の「プロ」に埋もれる
level③(選ばれるプロフェッショナルとして)
・ディープジェネラリスト(深く広い知識を身につける) → アパレル以外にも広く、深い知識を身につける
結果、人間として幅ができ、ギャップも構築できるため、魅力が生まれる
・専門から離れた人脈を持つ → アパレル以外の業界(例、デザイナーやエンジニア、建築家など)の人間とも付き合う
結果、「業界の常識は非常識」であることを知る。コラボレーション能力を向上させる。
・自分と違う考えの人と交流する → 毎回同じ話で始まり、みんなで同調して、同じ結果で終わる飲み会はつまらない
結果、自分と違う意見に触れる機会が頻繁にあるため、思考能力が向上する。共感力が向上する。常に冷静な自分でいられる。
・不都合な環境に身を置く → 言葉の通じない海外旅行やアウトドア、異業種のアルバイトなどを体験してみる
結果、何も出来ない自分を自覚し、謙虚さを取り戻せる。
以上
アパレル業界に限らず、年齢に限らず、生涯を通じて考え実行することではないでしょうか
先日、写真のビートたけしさんのインタビュー記事で
「芸人がそこそこ売れてる映画監督ってのが、ギャップがあって面白いだろ?そんで、このままうまくいって褒章候補になんてなっちゃって、でも立ち小便で捕まって取り消し!”やっぱりアイツはバカだな”って言われる。そういうギャップに人間は惹かれる。でも、そこを目指して続けるのは勇気が要る」
みたいなこと話されていました
ああ、「選ばれるプロだな」って