金沢文化服装学院でファッションマーケティングの教鞭を担当させていただき、
来月、初の卒業生を送り出す
泣き虫なので、当日泣かないか今から心配している・・・
ファッションには疎いのだが、
「知識ではなく、考え方、手法を学ぶ」をテーマに教鞭をとらせて頂いた感想は
この1年、僕が一番勉強になった
ということだ
今日はその一つを紹介する
みなさんは「ROYAL PARTY」という女性のアパレルブランドをご存知だろうか?
誤解を恐れずに言うと、若い女性に人気の渋谷109にも出店しているブランドだ
ブランドコンセプトは
”シンプルでグラマラス、ベーシックでグロッシー。あらゆるシーンにおいていつもの服をドラマティックに演出する、ワンランク上のSEXYをリアルに表現 ”
とのこと
ブランドとは
「提供側が考える概念」と「消費者側が考える概念」が一致している時のみ確立される
と言われている
このブランドショップで販売員を務めている学生から教えてもらって感心したことがある
「シーズンごとにコレクションが発表されると、アルバイトにいたる販売員全員にシーズンコンセプトに合ったメイクの指示があります。例えば、 ”今季のコレクションコンセプトはこういうものなので、リップはシャネルの何番でお願いします” といった具合に、具体的なメーカー&色番の指定まで入ります。石川は田舎なので、手に入らない場合は県外で買ってくる場合もあるので大変なんですよ〜。」
顧客接点である販売員には、アルバイトにいたるまで厳しいブランドマネジメントが敷かれていることが、ここから理解できる
それ位競争が激しい業界とも言える
10代20代の若者でも、それを理解し、自分を律し、実現のため行動している
自分はここまで意識できているだろうか・・
村田