「医療にマネジメントを」
これに取り組む前に、まずは病医院の職員全員で大局を確認したい
まずは、「2025年までに起こる事実」と、「政府が考えていること」を掴んでほしい
釈迦に説法ですが、
なぜ「2025年」なのかというと
日本の人口のボリュームゾーンである団塊の世代が75歳以上となる年だからである
「2025年までに起こる事実(診療報酬に関して)」として
①増加要因
→人口の高齢化、医療費の高度化で高額治療が増加、投薬の増加
②減少要因
→人口減少
③増減どちらともなり得る要因
→診療報酬改定(プラス改定は望めない)
これに対して
「政府が考えていること(医療政策)」は
①医療の機能分化
→一般急性期の分類(高度急性期と急性期)、連携など
②地域包括ケアシステムの導入
→医療施設単体での完結型からの脱皮、医療と介護の一体化など
一言で表現するなら「効率化」である
以上、病院でも診療所でも、この大局を院長以下全職員が掴んでから、下記のことを確認したい
①現在の自医院のポジションはどこか
②今後の医療政策、地域の状況を鑑み、どのポジションを目指すべきか、またそれはなぜか
③もしポジショニングの変更が必要なら、自医院のどこを改革していくべきか
つづく