経理部門を丸ごと弊社にアウトソースして頂いているクライアントさんがいらっしゃいます
都会では珍しくないのですが、地方ではまだまだ一般化していない経営スタイルかと思います。メリット・デメリットに関してはまた機会のある時にご説明するとして
ここの社長さんと話していて勉強になったことを
今日は書こうと思います
経理部門を弊社で代行している関係上、経理の社員が自社内におりませんので、社長が財務に関する経営判断を間違えないように、適度な社長と弊社のコミュニケーションが大事になってきます
まだまだ勉強不足な僕を気遣って、取引先との変化が生じるたびに、ご連絡を頂きます
先日「◯◯さん(仕入れ先A)との取引は、◯◯さん(仕入れ先B)に来月から一本化することになったから・・・」というご連絡を頂きました
僕が「社長、◯◯さん(仕入れ先A)と何か問題が生じたのですか?」と訊き返したところ
仕入れ先Aの物流部門を、仕入れ先Bが請け負うことになったそうだ(伝票が一枚になる)
両社は取引先が重複していることが多いので、「そこの会社に荷物届けるんだったら、ウチのも一緒に持ってって」という、経営効率化の一環であろう
ただ、両社では取り扱い商品が類似するものも在り、競合することもある程度生じると思うので、全てがプラスに働くわけではない
逆に「取り扱い商品が類似しているのだから、共同仕入れで仕入れ価格を交渉できる」という更なる効率化なども考えられる
こういったことが徐々に進んでいけば、友好的なM&Aということにもなるかもしれない
もちろん、企業文化等の相性もあると思うので簡単ではないけれど
これは中堅企業同士の「競合と協業」であるが、最近ではスモールビジネスオーナー(例えばデザイナーさん同士)がオフィスをシェアしたり、不動産屋さんが物件の借主を共同募集したりといったことも見られる
サイズこそ異なるが難しく考えず、自社の効率化を探ってみてはどうだろうか
コツは、自社の業務を
「バラバラに分ける、組み立てる」
これを子供が積み木で遊ぶように何度も繰り返せば、何か思いつくのではないでしょうか