「電子カルテを導入しようか迷ってるんだけど・・・」
すでに開業されている院長先生から相談があった
「最初慣れるまで大変かもしれませんが、長期的にみれば良いのではないですか?導入を考える理由は明確ですか?」と私
院長がフッと笑いながら
「あ、またその質問。村田くん、いつも何か購入する時それ訊くよね。笑」
保存カルテが貯まってきたこと、置き場所がタイトになってきたこと、廃棄費用のこと、たまにくる患者様カルテを探す手間 のこと、地域包括ケアが進む以上今後必要にせまられること、をご理解されているようで安心
「でも、結構金がかかるんだよね・・」
このセリフは小規模診療所の院長から頻繁に聞く
日本の大規模病院(400床以上)の電子カルテ普及率は70%、中規模病院(100〜399床)で34%、小規模病院(20〜99床)で約16%である。
ちなみに、診療所の電子カルテ普及率は27%です。
新規開業の約70〜80%は電子カルテを導入しており、都市部の開業ではほぼ100%です。
(以上、日経デジタルヘルス出典)
診療所の普及がなかなか進まないのは、先の院長と同じように
「電子カルテ導入は多額の費用が必要だ」
というイメージが強いからではないだろうか
確かに以前は、導入に高級車が買えるほどの費用がかかるものが多かった
しかし現在は、
クラウド型の電子カルテシステムがでてきている
メリットは
①、インターネット環境さえあれば、今後在宅医療に乗り出しても、出先のタブレット上でカルテを確認することができる
②、システムは自院で持たないので、メンテナンスフリーである
③、ORCAと連携しているものもあるので、レセプト入力を省くこともできる
デメリット
①インターネット環境に左右される
院長の経営スタイルにもよるが、候補の一つとしてぜひご検討頂きたい
参考までにクラウド型電子カルテシステムの、一例のリンクを貼っておく
現役の医師が開発に協力していること、初期費用なしで月額9800円〜という利用料も素敵だ
村田