昨日、浅ノ川総合病院様(http://www.asanogawa-gh.or.jp)で開催された「地域連携と広報効果」に関する勉強会に参加した
まずは、会場準備と見学をさせて頂いた浅ノ川総合病院のスタッフ、医師の皆様、及びファシリテーターの方にお礼を述べたい。
ありがとうございます。
私は診療所に特化した経営コンサルタントですが、なぜ今回病院の勉強会に参加させて頂いたかというと、
2つ理由があります。
1つめは、日本の医療政策実現のためには「地域で切れ目のない医療サービス提供には病診連携」が欠かせないこと
2つめは、診療所院長から「地域の病院との連携が必要なのは理解しているが、どうすれば良いのか、何から始めて良いのか、方法がわからない」との相談が多いこと
です。
「これは診療所経営のことだけ勉強しててもダメだな、病院のことも理解しないと・・・」
と思い、私以外すべて病院関係者という勉強会に勇気を出して参加させて頂きました
まず初めに良い意味で驚かされたのが、浅ノ川総合病院で地域医療連携に携わる皆様のレベルの高さです
・どうすれば地域の診療所院長とコミュニケーションの質を高められるか?
・どうすれば地域住民の病院や医療へのニーズを聞き取れるか?
・どうすれば職種の壁を越えて、質の高いチーム医療を提供できるか?
などの仕組みをしっかり構築されており、
何より現場の医師や看護師も含むスタッフが、この3つを意識されている姿勢が、病院内でも感じられたことです
(ガンマナイフについてわかりやすく丁寧にご説明頂いている時の写真。撮影ご了解は得ております。)
講師になっていただいた地域医療連携室職員の方のお話にもありましたが
「なにも特別な事をやれば地域医療連携が進むわけではなく、病院医師と地域診療所医師の顔合わせをはじめ、病院のことを知ってもらう広報活動をコツコツ積み上げてきただけです。」
というお言葉どおり、
現在の状況まで持ってくるのに、大量行動の中から最適解を導きだしてきたご苦労を想像できた
お話をお聴きしながら「MECE」(漏れなくダブりなく)のフレームワークが頭の中に浮かび
「まだまだ、診療所でもやれることは多々あり、こちら側(診療所)から同地域病院へコミュニケーションをとっていくことも必要だな」
と、帯を締め直すことができました
勉強会が終わってから、定位放射線治療装置の「ノバリス」(日本では浅ノ川病院様が、当時初導入)などを見学させて頂きました
(使用中でしたので、入り口の写真のみ。トップに参考写真)
今後は「病院」と「診療所」両方の視点から、「地域医療連携」に対して何かお役に立ちたいと思う帰り道でした
最後にもう一度、昨日、会場準備、運営、見学にご協力頂きました浅ノ川総合病院の皆様、お忙しいなかありがとうございました!